2013年9月25日水曜日

本日4限キャリア教育講演会がありました(概略)

今日の中庭(曇り)
 

本日4限にキャリア教育講演会を行ないました。講師の先生は松本大学松商短期大学部の糸井重夫先生にお越しいただき、「経済・社会の変化と「勉強すること」の意味というテーマでお話いただきました。
キャリア教育とは高校生だけの期間で学ぶものではなく、一生学んでいくものだということでした。
高校時代の早い段階から、身近な職業だけでなく、長野県全体、日本全体、世界全体の社会経済の変化と職業知識を身につけようというのが、先生のアドバイスであったと思います。

大まかな内容は以下のとおりです。
明日のSHRのでアンケートを書いてもらいます。

    • 進路(キャリア)選択は自己理解・自己分析から→時代理解・他者理解へ
    • 今は大学入学試験が高等学校教育の質を担保しない時代になった。
    • 高等教育(大学、短大、専門学校)での中退理由第一位が「学習意欲の喪失」
    • OECD主要国で日本は貧困率第2位!(4人に1人は貯蓄率0)
    • 日本の経済・社会は今転換期にある。
      • 過去)成功モデルがあった。現在)選択が自由に。成功モデルが無くなった。
    • 最終学歴別失業率:高校)5%、短大高専)4%、大学)3%
    • 25歳以上が大学入学者に占める割合:日本は2%(先進国の平均が21%なのに)
    • これまでは日本語で仕事ができたが→これからは企業のグローバル化が進む(英語が重要になってくる)
    • 先進国になると、国際競争力が激化し、高い賃金に見合った労働が求められる。
    • 日本の企業なのに日本人が雇用される保証がない!
    • 企業が採用にあたり重要視する能力
      • コミュニケーション能力(チームワーク)と基礎学力(労働の質)
    • 「勉強するということ」=「各科目に応じた知識や技能がつく=汎用的な能力(メモ力、質問力、文章力、理解力、情報収集能力、整理力、分析力、判断力、論理的思考力)」=「企業が求める知識や技能」となる。